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Mastery
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Maestrie
幕が上がる
「Mite」のような製品や、更に一
般的に、Foscarini社の様な企業の生
産プロジェクトの価値を明白にするに
は、多くのメイドインイタリーの高品質
のインテリアの成功の土台となってい
る、手工業のノウハウを表舞台に呼び
出し、企業家-デザイナーの二重唱を
越える必要がある。それはイタリアの
インテリアの歴史を作った多くの企業
家やデザイナーへの敬意を払わないと
いうことではない。 むしろ、今まで
の状態をさらに豊かにするために、こ
れまで長い間小評価されてきた構成
員を加える提案をしているのだ。説明
し難い多作と創造性を性格付けるこ
とのできるエレメントを認識する時が
やって来た。この要因を元に、伝統工
業の形では遂行することが難しかった
経済的な目標は現実化し、又その可能
性を得た。
Foscariniの様な企業にとって、
製品開発段階における調達業者の役
割を価値づけ認識することは重要なス
テップである。長い間、企業の名声を
築くことは事業の規模とは関係なく可
能だと考えていた。何年間も企業の功
績と熱望が統合されたブランドという
ものを、まるで本物の幕の様に思って
いた:舞台に上げるにはあまりにも混
乱し複雑であったから、製造の世界は
最終消費者の目、言わば国際的な要求
を持つ観客の前からは隠されていた。
だが、今、時代は変わった。デザイ
ンされた製品を購入する者は、なぜそ
の製品の値段は他の物に比べて高い
のか、どのような理由でその価値が判
断されたのかを知りたいと思う。光沢
紙の雑誌の広告欄に載っている繰り返
された一般的な品質保証にはもはや満
足しない。それ以上を望む。特定の製
造を可能にした価値と文化を知り、そ
の誕生に貢献した人と場所を理解する
ことを望むのである。
これは、ブランドとは古めかしい
観念であることを意味しているのでは
ない。その逆である。今日、多くの企
業が自身のイメージをつくり上げるの
に、バックステージの大勢の主役たち
の努力と専心を考慮に入れないやり方
は、取り返しのつかない程に古めかし
いように思える。インテリアの世界で
は、「Mite」のような製品を誕生させ
ることのできた情熱と専心とノウハウ
を語り重要視することは、今日プロジ
ェクトの価値や製品全体の構成におい
て必要だと思われる。今、幕は上がる。
物語は命を得た。物語るべき新しいス
トーリーがある。いや、たくさんある。
なぜならFoscarini社が市場に出した
全ての製品は、不確かさ、エラー、道が
閉ざされた経験を通過した物である
が、それあらは、企業の歴史でもある
経験の詰まったトランクの中身の一部
であるが故に、今日大衆の関心を引く
ために語る価値がある。それらは製品
をつくる時に込められる配慮と情熱の
源である。
職人のノウハウと現代性
Rodolfo Dordoni氏は1988年
から 1993年までFoscarini社のアー
トディレクターを務めた。全体として
の企業の製造の方針を統合する、大
凡の計画を立てるには短い時間であ
ったが、ヴェネツィアの企業の道のり
に、痕跡を残すことのできる数々のプ
ロジェクトを、彼自身が展開するには
十分であった。もう何年も、幾人かの
照明器具の主役たちが、強く革新的な
選択をもって、業界での成功を明示し
ながらオリジナルな戦略を定めてい
る。Vistosi 社や Barovier&Toso社の
ような企業も、既に自らの設計のサイ
ンともいえる識別特性をつくり上げて
いた。だが、Foscarini.社の製造には
まだこの識別特性が欠けていた。企業
の取り組みの方向性を示し、市場に明
確な合図を発することのできる製品が
必要であった。照明器具「Lumiere」
はRodolfo Dordoni氏により開発さ
れ、企業の歴史の貴重な一ページに印
をつけながらFoscarini社の美学を明
瞭に表現した。
ヴェネツィア本土に上陸するため
に、ムラノ島を後にして間もなかった
Vetrofond 社とのコラボレーションを
元に、Lumiereのプロジェクトは1990
年に誕生した。吹きガラスの伝統との
結びつき、吹きガラスが持つ典型的な
詩情と、時の流れの中で発展する技術
を組み合わせるプロジェクトを展開さ
せ、Foscarini社は、それをコンテンポ
ラリーだと断言することを望んだ。アイ
ディアはラフなスケッチの中で形にな
った:鋳造アルミニウムの土台で支え
られた吹きガラスの帽子。製品の閃き
と開発には少しの時間しかかからなか
った。ヴェネツィアの伝統工芸とアルミ
ニウムを使用した工業的技術、製品に
は二つの特性が融合していた。振り子
は – Dordoni氏はこう語る– 新素
材を使用した外観美の方向により揺れ
ています。Foscarini社は、長期のプ
ロジェクトの典型的な特色となった独
自のバランスを示唆しながら、全く異
なった世界間の弁証法的対立を提案
していた。
20年後、照明器具は同じく
Dordoni.氏自身によってモデルチェン
ジされた。一連の革新的なソリューシ
ョンを発展させる好機であり、その中
の幾つかはニッチマーケティング向け
であった。彩色の一新、ミラーガラス
を用いたヴァリエーションの導入、プロ
ポーション変更だけでなく、XXS-XXL
変更モデルの記号も。他の照明器具
の設計は望まれなかった。同じ照明器
具が異なるアクセントをもって扱われ
た。振り子は、最初のプロジェクトが
持っていた特徴と全く正反対の方向
へと振れた。職人のノウハウの重要視
と、Vetrofond社が提供することので
きる質の高い製造の認識の方向へと、
振り子は動いたのだ。
この新しい重要視の理由は、全
面的な変化の中の需要サイドの感受
性の中に見いだされる。昔に比べて、
照明器具に近づく者は、それが持つ特
殊性と文化的マトリクスの意味を、誠
実に伝えることができる製品を求めて
いる。これは、必然的に器具は完全な
手作りでなければいけないという意味
ではない。Dordoni氏自身もそれを強
調する。「購入者は感動を呼び起こす
ことのできる製品を求めていて、それ
はしばしば、手工業的な製品であると
判るディテールや特徴と結びついてい
ます。」それは誠実さの問題である。
どの様にしてある製品の制作に手工業
は実際に貢献したのか、そしてどの様
にしてこの特性は教養のある視線から
も理解しうるようになるかを表明する
ことである。
変化する品質に対しての考え方
品質に対する異なる考え方。その
領域でイタリアのデザインの重要なチ
ャレンジが繰り広げられ、イタリアは価
値の明確な考えを発展させる使命を負
っている。何年もの間、イタリアの企業
は、技術的基準に厳密に従う、その厳
格な品質の考えを参考にするために、
ドイツのメーカーを観察してきた。しか
しながら、この分野の多くのイタリアの
製造業者は、それらの現行の施行の基
準には、既に到達してしまっていた。ケ
ルンで行われる家具の見本市で、メイ
ドインイタリーの製品はもはや劣等感
を持つ必要はなくなっていた。課題は、
イタリアの企業は、何かそれ以上を表
現しなければならないと言うことであ
った。感動を呼び起こし、ノウハウの文
化的な価値を伝達し、ライフスタイル
と社会的モデルに共感を得ることがで
きる、最上級の製品の促進を行うこと
が要求されているのだ。
どの様にして、新しい社会的そし
て文化的関係の引き金となりうる、品
質に対するプロジェクトを促進させる
ために、基準化の様な厳しい品質に
対する考えを超えることができるか。
それは新しい討論ではない。これらの
テーマの一部は、数世紀前の1800年
代の終わりに、アートアンドクラフトの
ムーブメントにより促進された思想の
一部であり、思想は前世紀全体に渡っ
て大凡広まっていたと言える。John
Ruskin氏と William Morris氏は、品
質に対する考えは、単純な実行パラメ
ーターのコンプライアンスを制限する
ものではないが、特定の製品を製造し
た者の文化と、強く生き生きとした繋が
りをつくり上げる可能性と共に、製造
者の主観性の価値を定めることと関わ
りを持つと考えていた。ゴシック様式
の大聖堂の建築現場で、仕事中の彫刻
家の見習いがカーゴイルの仕上げに彼
のタッチを施したら、大きな集団のプ
ロジェクトにおける彼の役割の中に、
個人的な痕跡を残したことになる。私
たちがその大聖堂を見る時は、動いて
いる人々を、個々の価値観を超えた、
だが同時に個々を含み尊重した、労苦
に参加した人生の集まりを再び見るこ
とになる。それと同様にイタリアのマニ
ュファクチャは、照明器具、家具、台所
の製造における、天賦の才能と能力を
証明することが要求されている。サプ
ライチェーン全体がこの表現能力の印
を取り入れ、市場に理解可能な形でそ
れを提案できることを示さねばならな
い。デザイン設計者はとりわけ、高品質
の手工業製品の製造の構成全体を危
険にさらすことなく、表現的な品質の
許容範囲を残す役割がある。
その他の分野においてもこの品質
に関する要求は、製品の特徴的な側面
になった。ファションやラグジュアリー
の業界では、手工業を用いることは、
しばしば驚くほどの高額な価格が、そ
の報酬として正当化される手段として
用いられてきた。有名高級ブランドは、
彼らの製造のベースにある、専門的な
能力をどの様に伝達するかを学んだ。
このやり方で、彼らは職人の仕事に対
する新しい興味を刺激し、経済的そし
て社会的役割を再提案することに貢献
した。多くの場合、ノウハウの価値と、
人間の意思表示の啓発と綿密に繋が
る品質の考えの復活に貢献する学校、
展示会、協会をサポートするためのこ
の労苦は、個々の企業の所有の範囲を
超えている。もし多くのファッションや
高級品のメゾンが今日、その価格を高
額域に位置付けることができたとした
ら、ここ数年スタイルとプロジェクトと
ノウハウの絆がその姿を再び現したか
らである。
イタリアのデザインの大衆伝統
は、この戦力にはあまり実践的ではな
JP → Maestrie (熟練) — 第
四次産業革命の時にイタリアのデザ
インは、単なる技術的な挑戦として製
造の理念を乗り越えることで自身の「
ヒューマニズム」を一新する必要に迫
られた。
“Non si può fare” (「できな
い」) — Perchè questo libro
(なぜこの本) — Carlo Urbinati,
Foscarini Founder
and President
p. 004
Foscarini は製造的拘束を何も
持たずに、自由な研究と表現そして発
展から誕生するデザインと明かりの理
想をつくり出しています。Foscarini は
実際、創業当時から工場を持たない開
放的な企業であり、イタリア国内の巧
みな技を持つ職人の表現力に信頼を置
きながら、全ての新しいアイディアを発
展させるのに相応しい製造技術や素材
の研究を行ってきました。
時たま弊社のプロジェクトのプレ
ゼンテーションの際に、断言的な「でき
ない」と言う声を聞くことがあります:
私達Foscariniの者は、それならきっ
と正しい道の上にいるのだと期待しま
す。何故なら私たちはこのフレーズは
多くの場合「まだしたことがない」とい
う意味で使われるのを体得しているか
らです。理由をまだ知らない言うメリッ
トと共に、
適否、過去と現代の技術が持つ
落とし穴と秘密の実験を共に開始して
行きます。
この本は、Gianluca Vassallo氏
の写真によるプロジェクトと、エコノミ
ストStefano Micelli氏そしてデザイ
ン評論家 Manolo de Giorgi氏の二
人のエキスパートの批評を介して、これ
らのアイディアの幾つかがどのようにヒ
ット商品となり得たのかを物語ってい
ます。「Made in Italy」によるイタリ
アのデザインの真の豊かさ、Foscarini
とデザイナー達そして巧みな技を持つ
職人の集まりの場面を彼たちに表現す
るように頼みました。
実際手工業が如何に魅力的で重
要であるかを多くの人々は忘れていま
すが、私たちは手で創ることのできる
素晴らしいものに常に魅了され続けて
いくでしょう。
Fare Design (デザインするこ
と) — Stefano Micelli
p. 008
新しい照明器具の誕生
照明器具「Mite」がどのように
誕生したかを理解するために、私は
ポルデノーネ県のFiume Venetoに
所在する会社、照明器具が形成され、
今日も尚製造が行われているFAPS
本社で、Marc Sadler氏に会った。
「Mite」のプロジェクトと開発は90
年代の終わりに遡る。プロジェクトは
ファイバーグラスやカーボンファイバー
の様な、革新的なマテリアルの持つ潜
在性からヒントを得た。Sadler氏は既
に、トップに自動車のライトが乗ったス
タンド型のプロトタイプを組み立てて
いた。それは、まさに、これらの素材を
熟知して、変形させることを知ってい
る者との開発を必要とするアイディア
であった。
私達は会社の入り口付近の小さ
な会議室で話し合いを始めたが、数分
経たないうちに照明器具を形成する
ために、今日もまだ行われている幾つ
かの職人の作業を近くから見るため
に場所を移した。FAPS 社の経営者
であるMaurizio Onofri氏と、この数
年間Sadler 氏の全ての実験に協力し
てきたGiorgio Valeri氏が案内してく
れた。FAPS社の技術者によってカス
タマイズされた機械設備を近くから観
察し、まるで針子がするような、オート
クレーブへ移動する前の「Mite」のフ
ァイバーを広げる作業員の仕事を観察
し、最終製品を組み立てるまでの行程
に立ち会うことで、更にプロジェクトを
良く把握できた。
FAPSとはいったいどんな会社
なのかを理解するために、一歩後戻り
してみよう。FAPSは80年代の終わり
に、その当時、全く革新的であった合
成素材に注目した会社である。この革
新的な素材の使用についてのあらゆる
推論の後、スポーツ用の釣りざお(と
ても硬く軽い特徴を持つ全長約15メー
トルの竿)の製造に投資することを決
心した。その他の下請のカーボンファ
イバーと共に、釣りざお製造は、この
新たな始まりの前の数年間を象徴する
基本事業となった。90年代の終わり
に、合成素材を室内装飾の分野でも用
いる好機を得た。ファイバーグラスと
カーボンファイバーの潜在性は、特別
な技術的パフォーマンスのためだけで
なく、異なる使用に関しての価値が認
められ、その中でも革新的な外観美の
発展が注目された。この全体的状況か
ら、Foscarini 社と Marc Sadler氏
はコラボレーションを始めた。
機械設備とFAPS社の職人の間を
歩いている間、Sadler氏は、数々の討
議や経営者が3年間の困難だが刺激的
な実験に携わったその情熱について語
ってくれた。万全な管理を行っている多
国籍企業が、こんなに多くの時間と費
用が掛かる実験の行程を援助したこと
は想像し難い。必要なのは、ある素材
とテクノロジーの潜在性を発見するた
めに重要な「理性的でないひらめき」
であると、Sadler氏自身は認めてい
る。異なるプロトタイプを考えるのに全
ての土曜日が費やされ、未踏の道を切
り開くために全ての夜が充てられた。
成功を遂げるには情熱と頑固さが要求
される。だがそれだけではない。これ
らの努力が実を結び、趣味や娯楽で終
わらずに市場で通用する製品が完成す
るまでには、経済的そして物質的な援
助を与えることができる‒この場合は
Foscarini 社を指す‒企業との固い絆
が必要である。
3年間の奮闘の後、素材とプロト
タイプの実験は徐々に最終製品に明確
さを与え、2001年度のコンパッソ ドー
ロ賞を得た照明器具「Mite」が誕生し
た。Marc Sadler氏は常にFAPS社
で行われていた仕事の重要性について
語り、彼のプロジェクトのクオリティー
と造形に強く貢献したコラボレーター
達の功績を常に認めていた。基盤的な
役割を果たした彼らの功績は、あまり
大衆に知られることはなく、残念なこ
とにその大半の価値は小評価されたま
まである。
返ってきた主役
照明器具「Mite」のストーリーは
イタリアのデザイン業界の変遷にとっ
て、とりわけ特別なことではない。著名
なデザイナーによる新製品の開発は常
に信頼され、我が国イタリアにおいて
は、プロトタイプの開発には驚くべき能
力が結びついていた。多くの中小企業
や職人の存在は、デザイン設計のアイ
ディアから3次元の手工業製品へ、素早
く行き着くことを可能にした。このこと
は又、照明器具の世界においても事実
で、吹きガラスのような伝統的な素材
を合成素材の様な革新的なものと同様
に使用した。何年もの間、このノウハウ
の貢献は、イタリアのデザインの発展
のために必須の要因であったが、しか
しながら、この業界全体の改革に貢献
した主役を認識し確認するべき物語は
伝えられたことはない。
今日、私たちは新しい物語の前
提条件を考える使命を負っている。異
なる理由のために。この新しいイタリ
アのデザインの物語の影には、益々注
意深く情報通になった国際的マーケッ
トに提案されたオブジェクトの価値を
説明し再検討する必要性が存在する。
もし今日、「Mite」の様な照明器具製
造に従事する職人の仕事(その他の似
通った状況で誕生した製品も同様に)
について考える機会があるとすれば、
それは高級製品に近づく潜在的顧客
が、素材文化の表れや、多くの意味が
含まれたオブジェクトの造形に貢献し
たノウハウや、歴史的展望を知りたが
っているからである。デザイナーの仕
事を豊かにそして完全にする職人のノ
ウハウは、イタリアが世界的な市場に
送り出す製品を特徴づける要素であ
る。hackathonとelevator pitchで
満ちたありとあらゆる種類のアイディア
と直感があふれ出る世界、デザイナー
によって考えられたプロジェクトと直感
を豊かにそして発展させるFAPS社の
様な役割を担う企業の重要視が急がれ
るべきである。
プロトタイプの制作は最終製品の
品質への定義づけを限定しない課題で
ある。「Mite」のストーリーが明らか
にするものは、その他の類似した製品
と同様に、これらの職人たちの貢献に
はまた、製造プロセスに関して、技術的
そして経済的に実現可能化かの判定が
含まれている。製品もまたその経済的
パラメーターを維持できるのは、用い
られた素材と労働の視点からも継続可
能なプロセスと製造技術のおかげであ
る。プロジェクトに形を与えることに参
加する者はまた、少量もしくは大量生
産においても、その製造を管理するも
のと同一人物であろう。実現可能な製
造の規模へ焦点を当てることは製造者
の経済的持続と繋がる。
上質の製品の第三の成功要因は、
制作依頼者が製品の発展に惜しみなく
費やす熱意と配慮であることは当然で
ある。デザイナーとプロトタイピストの
コンビはサポートを受け、制作依頼者
との硬い絆を得る。アイディアを育て
それを製品化する能力は、小評価され
るべきでない労苦を必要とするのだ。
起業家/プロデューサーは、全ての局面
においてデザイン設計者と開発者の理
論を調和させるための重大な役割を負
っている。異なった知識と予想の偶然
の出会いの結果である革新的な製品
には、開発と定義の遂行が必要とされ
る。特定の製品を市場に出す企業は、
需要の要求と流通手段、メディアの役
割を常に心に留めながら、自分達の責
任を絶え間なく更新する課題を背負っ
ているのである。